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赤城ICより、わずか3Kmという、絶好のロケーションにありながら、意外と知られていない「沼尾川親水公園」。 
間もなく利根川に合流する沼尾川の両岸に広がる公園は、右岸にバンガローやバーベキュー棟・キャンプサイト、橋を渡った左岸は巨大なローラー滑り台をはじめとする遊具、さらに離れた右岸には梅林のなかの露天バーベキュー区画というように、川をはさんでV字型に広がる。これだけ広いと、探検ごっこや鬼ごっこも一日掛かりになりそう。 
バンガローサイトから、子供達が橋を渡って来たお目当ては、巨大なローラー滑り台。ローラーのデコボコに「尻、痛ってー」と叫びながら、何度も往復する(ただし幼児は、ローラーの隙間に指を挟んでしまうことがあるので、管理棟でウレタンボードを借りるなど、留意してほしい)。
一日交替で、公園を管理されている「トシコ婆ちゃん」(67)。公園から200mほど下ったところにお住い。伺った日も、公園内の清水をせっせと掃除していた。
「これから来るお客さんが、スイカとかビール持参ということだから、天然の冷蔵庫ですよ。前のお客さんが残飯ながしちゃってね。ちょっとでも残っていたら、次の人も嫌だろうし」と、寂しそう。
そこへ、利用者からノコギリを貸して欲しいとの問合せ。
「あの方たち、宿泊予約の時、何をしようか相談されたんです。流しそうめんなんてどお?って言ったら、是非やりたいって言うんで、今朝、竹を2本切ってきました。一本は、節で切ってお椀用とお箸用にね」。管理する公園は、“勝手知れた自分の家の裏山”ということか。
「帰り際に、ありがとうって言われるのが、効いちゃうんだよね。また来年も、ここの管理人、やらなくちゃって、思い込んじゃう」」
ここは、川遊びが中心の“親水公園”というより、川遊びが出来る“キャンプ場”といった雰囲気。それも、「トシコ婆ちゃん」はじめ、管理人方のお蔭だろう。
「この前、いかだ作りに挑戦した親子がいましてね。作り方を説明して、しばらくして見に行ったら、出来たいかだが小さいんですよ。案の定、転覆してました(笑)。来年また、リベンジに来るそうです。こちらも引退せずに待たなくちゃ」
彼女がいる限り、ここは公園の枠を越えた「ネイチャーランド」だ。
DATA
沼尾川親水公園
【住所】〒379-1103 群馬県渋川市赤城町津久田2406-3
【TEL】 0279-56-3531(シーズン中) 0279-56-2211(渋川市役所支所)
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