正妻という共通の障壁に対し、晶子と登美子は、やがて互いに共感し合い、登美子と鉄幹と3人で京都に旅行に出かけたりもしている。 夜更けに目を覚まし、窓の外に目をやる晶子の耳に届いたのか、それとも空耳だったのか、 「ひとまおきて をりをりもれし君がいき その夜しら梅だくと夢見し」