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日本三奇勝のひとつ、妙義山。
白雲山、金洞山、金鶏山という三峰からなり、春は新緑、夏は岩場に咲く花々、秋は紅葉、冬は白い雪が、その険しい岩肌とコントラストを主張する。

なかでも、山麓をぬうように南北に走る県道196(通称「妙義紅葉ライン」)から見上げる紅葉は、岩肌と秋空と紅葉が主張しあう。
平野部の公園などで見かける紅葉絨毯などと違い、どこか吸い込まれてしまいそうな不気味な程の魅力がある。

駐車可能な場所も点在し、県道脇には歩道もあるので、車から降りて少し歩いてみたい。

「さくらの里」付近から、「第一石門」「朝日岳」「金洞山」方向。2006.11.03

上信越自動車道「松井田・妙義IC」を下りてすぐのロケーションの為、最盛期の週末ともなれば、県道213〜196の妙義神社への上りは午前10時には渋滞する。
また、軽い登山を計画するなら、秋とは言え10分も歩くと汗が滲んでくる。
渋滞を避ける為にも、また清々しい時間や空気を味わう為にも、8時頃の到着をお奨めする。

この季節、空に紺色が残るのは8時頃まで。日差しが高くなり、遠くが霞み始めるのは9時頃から。
登山ルートの選定と所要時間から、出発時刻の参考にされてはいかがか。

妙義といえば、石門や大砲岩、カニの横這いなど、名の知れた奇岩が多い。
ただ、そういった稜線を渡るコースには、ある程度の体力と経験が必要だ。
数10mも一気に登る鎖場や、身の丈もありそうな巨岩、そして何しろ急勾配の続くコースは、日頃、運動不足でなまった身体にはきつい。初めから無理は禁物。

まずは雨具と水とお菓子をもって、履きなれた靴で出かけよう。充分な下調べと軍手も忘れずに。

そして、不安を感じたら潔く戻って欲しい。妙義山は、練馬から1時間30分程度。また次に来る目標に残して、ゆっくり下山したい。

「妙義紅葉ライン」からの登山ルートの登下山口には、妙義神社、妙義少年自然の家、さくらの里、中之岳神社などがある。

中之岳神社には、大黒の滝に因んだ、きらびやかな大黒様の像。疲れて下山した人の目を和ませてくれる。
振り返れば、切り立つ妙義の岩山。それらを返り見ながら頂く甘酒は、身も心も温まる。登山途中に通ってきた、思わず足がすくんでしまう岩場の残像が、思い出に変わる瞬間。

「妙義紅葉ライン」の見所は、なんと言っても妙義神社〜中之岳神社の間。
途中には、地場野菜の直売所や妙義ふるさと美術館などもあり、旅の土産にどうぞ。

「昨年も此処、寄ったのよ。あの時は寒くてね。ネギ貰って帰ってね、早速、鍋にしたのよ。すごく甘くて美味しかったわ」  群馬県外ナンバーの車から降りたご婦人が、売店の女将さんと話している。
下仁田ネギは、舌触りと甘さから江戸大名を虜にしてしまったことから、「大名ネギ」とも呼ばれる。ましてや朝採りの土付きなら新鮮で、さぞ美味かろう。

妙義ふるさと美術館の、2・3階からの360度の展望はすばらしい。紅葉の季節であれば、西は妙義の紅葉を、東は足元の庭園に広がるコスモス越しに広がる関東平野を、北は赤城・榛名といった山々を眺望できる。
また1階の常設展示では、昭和58年から開催されている「妙義山を描く絵画展」の入賞作品を、実物の山を眺めながら鑑賞する、珍しい体験が出来る。

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