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小学校時代、私は亀だった。
運動会では、後ろから優勝か準優勝。
授業参観日も、後ろで見守る父兄の前で、手を上げられずにいた。
でも、ちっとも悔しいとは思わなかった。「頑張ってれば、いつかは勝てる。“雨垂れ、岩をも穿つ”だよ」
懐かしいなぁ、Y先生。
たまには声に出して謡ってみるか。
「なんとおっしゃる うさぎさん そんならおまえと かけくらべ...」
明治10年、小学校を卒業したばかりの和三郎は、校長の勧めにより小学校助手教員として分校を任せられる。若干13歳のときである。
明治24年、郷里の花輪小学校校長に任命されるや校舎の新築を計画。
また完成の記念に、まだ県内でも数えるほどしかなかったオルガンを購入。校長自ら弾き聴かせ(と言うより、当初、弾けるのは彼だけだった)、音楽を通して生徒や村人との交流を深めるなかで、子供達の心に伝わる童謡作詞家としての中核が築かれたにちがいない。
オルガン購入をはじめ、作詞活動のきっかけとなったのは、恩師、内田粂太郎との出会いと言われる。「兎と亀」の作曲者、納所弁次郎の同期生でもある。
「幼児・児童に解かり易い詩を」
彼の作詞は、唱歌から昔ばなしの歌詞へ、枠を広げていく。

彼は好酒家でもあった。
「わがすきは
 酒と国語と画とうたと
食わずぎらいは 碁と将棋なり」
「童謡ふるさと館」は、そんな彼の志を具現化した展示施設。
さすがに酒は無いが、渡良瀬の水でいれたコーヒーは美味い。

ちょびぃ取材中に、旧花輪小のガラスケース奥から見つかった16mmのオープンリールフィルム。タイトルは「上州再発見 童謡の父 石原和三郎 放送日6月15日」とだけ。
童謡ふるさと館

【住所】〒376-0303 群馬県みどり市
東町座間367-1
【交通】わたらせ渓谷鉄道ごうど駅下車
徒歩30分、またはバス5分
【駐車】無料
【休館】毎週月曜・及び12〜3月
【問合】0277-97-3008(開館中)
又は、みどり市スポーツ文化振興課
0277-76-9847
今も昔の面影を残す、旧花輪小記念館の校舎と廊下。どこか懐かしく、ノスタルジックな気分にさせてくれる。
記念館への入館については、
みどり市教育委員会 東(あずま)分室
【TEL】0277-76-9913まで。
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