“いせさき・もろおもちゃの病院”がスタートして10年になる。“病院”と名付けるだけあって修理人を“ドクター”と呼んでいる。現在ドクターは20人。趣味が講じてドクターになった人や、定年退職後の生き甲斐を求めてドクターになった人もいる。もちろんみんな子どもが大好きでおもちゃが大好きだ。
この病院をまとめているのが院長先生の齋藤英さん。本来事務職だった齋藤さん。気が付いたら二代目院長になっていたという。
県内には大小合わせて20数カ所のおもちゃの病院がある。その中でも“いせさき・もろおもちゃの病院”は多方面の技術人材がそろっている優良病院。患者さん(こわれたおもちゃを持ってくる子ども)に対してプロ意識で望む。
的確なアドバイスと丁寧な診察。この分野はこの人でなくては…といったふうに、お互いの強い信頼関係が成り立っている。
「特に取り決めはないんですよ。それぞれを尊重して束縛しない。けれど、相当なルールの上に成り立っている、理想的なドクター達です。」と自慢しきりである。
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