ちょびぃ｜ナビ｜桜前線到来！

太田金山子育て呑竜

こんにちは、『ちょびぃ』編集室の"み～くま"です。
今日は『太田金山子育て呑竜』を訪ねてみました。

東武伊勢崎線　太田駅の北西に位置する「金山」は、太平記の英雄新田義貞公ゆかりの地。特に高い建物もなく、見渡す限り「たいら～！」な太田市にあって、唯一　頭を出しているのが「金山」。なだらかな稜線を持つ金山は、「山」というよりは「丘」というイメージ。太田駅からは徒歩２０分程度で着く距離らしいんだけど、歩くのが苦手 (^^); な"み～くま"は、車で移動します。
それでは、早速　金山へ向かって出発～！

車で走ること数分。いきなり目の前に巨大な鳥居が出現！
しかも、これってコンクリート製??? 出雲大社の「大鳥居」を見たことがあるけど、随分違うような・・・(^^); ともかく、どうやら聖域に入ったらしい。気を引き締めてＧＯ！

まもなく左手に、最初の目的地「大光院」の標識発見。車を停めて、ここから先は徒歩で向かいます。お寺までの道は、みやげ物店が軒を連ね、門前通りらしい佇まい。ブンブン車が走ってる表通りとはかけ離れて、何だかいい感じ。懐かしのポン菓子を買ってテクテク歩くこと数分。ついに「大光院」に到着～！＼(^^)／
この「大光院」は、新田氏の祖新田義重を追善供養するために、かの徳川家康が慶長18年(1613)に創建したそうです。

正式名称は「義重山新田寺大光院」。このお寺は浄土宗で、ご本尊は阿弥陀如来さま。難しいことは良く判らないけど、ともかく、すんごく由緒あるお寺だということです。はい。

敷地内を探検しながら、早速「呑竜さま」探し。って、「呑竜さま」って何？？？「竜」っていうくらいだから、何か大きな龍の彫り物でもあるのかな？

入って左手に「幼稚園」発見。さすが「子育て呑竜さま」のお寺。さらに進んで本堂へ。白い美しい石畳が続く参道は、綺麗に掃き清められていました。いかにも　由緒あるお寺・・・という感じ。大きくて立派な鐘撞き堂も発見。大晦日には、きっと美しい音が町に響くんだろうなぁ・・・。本堂の手前で、地を這うように枝を広げた「松」を発見。立派な枝ぶりに、しばし足を止める。樹齢　数百年・・・って感じ。松とは思えないような迫力です。これが「龍」かな？でも、松は子供を育てないよなぁ・・・。

そうこうしているうちに、ようやく「縁起書」らしきものを発見。それによると、このお寺を開山したのが「呑竜上人」という方だったらしい。なるほど、それで「呑龍さま」ね。この「呑竜上人」が親のない子などを引き取って育てていたことから、「子育て呑竜」と呼ばれ親しまれていたとか。でも、そういう偉い方なら、大きな彫像とか銅像が建っていそうなもの。それを敢えて建てないところが、地元の人々に親しまれる所以かも。立派な「呑竜さま」にあやかれるよう、本堂へお参り。なむなむ・・・ m(_ _)m

焼きそばの町・太田

上州太田は、「焼きそばの町」としても知られています。太田の焼きそばたちは、それぞれのお店によって麺も味つけも違います。そういう意味でも、とってもユニークな焼きそばの町ですね。見た目も真っ黒な「黒麺」から、ビール酵母を使った麺まで、見た目も味も個性派揃いです。太田に来たなら、ぜひ、何店か食べ歩きをしていただきたいですね。
ここ「呑龍様」の参道にも、個性的な焼きそばのお店があります。『金子九一郎商店』の店内にある「門前やきそば　くいち」。独特の太麺と、特製チャーシューが絶品です。
「呑龍様」にお参りしたら、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。　

スバル町１丁目

太田といえば、忘れちゃいけないのが「スバル」。太田駅北口から徒歩数分。その名も「スバル町」１丁目にあるのが、富士重工業群馬製作所の本工場。
その正門近くに、知る人ぞ知る『スバル最中』の製造販売元「伊勢屋」があります。東京の「伊勢屋」から暖簾分けして太田にお店を構えたのは昭和９年のこと。有名な「スバル最中」もおいしいですが、「サブロク焼き」も胡桃の香りがしてこれまた美味。１つ１つ手作りされるお菓子たちは、見た目も個性的ですが、その中味は正に「老舗の味」。懐かしの「サブロク」から現在は「レガシイＢ４」に進化した「スバル最中」。あなたもぜひ食べてみてね。
呑龍さまを訪ねた今回の旅は、太田の自然の美しさと伝統の味を教えてくれました。あぁ～おいしかった。ごちそうさま～！