聞くところによれば、 風邪をこじらせ、弱っていた胃腸にきたらしい。
部下の面倒見の良かった彼女だが、 ご自身の面倒は疎かだったようだ。
幸い、3日程の入院と、 数日の自宅療養で済むらしい。 そんな彼女に、 ささやかな、マイナスイオンのご褒美。
営業所経理事務の中核として切り盛りし、 一癖も二癖もある所長・課長の注文から、部下たちの面倒まで診るほど、皆から頼られてきた”Y“女史が、先日、突然倒れた。
入社以来、20年近く変らず"M”営業所の経理を任され、同僚社員への気配りまで任された彼女。 今までにご自身の体を労わった場面など、これまで会社で、観た事が無い。 年末への繁忙期を前にし会議で倒れ、休養を余儀なくされた彼女に、ささやかな御礼。 「たまには、マイナスイオンでリフレッシュ。 心と気持ちの“深呼吸”をして来て下さい」 <<営業所員一同>>
関越自動車道水上ICから5分程。「みなかみの森・トリックアート」の駐車場で、愛車のエンジンを静かに切る。 車のドアを開けた途端、流れ込む清涼感。思わず深呼吸。それも"気温が低い”というだけではない。 身体中の全部の細胞が目を覚ますというのか、目の前のモヤが晴れ渡るというのか、今の私なら何にでもチャレンジ出来そうって気分になる。
"危険!!、吊橋は5人以上同時に、渡らないで下さい” 「よーし、営業所員を連れて来て、何人で落ちるか試してみたいわ。フッフッフッ。(しませんけどネ)」マイナスイオンのお蔭で、ヤンチャなあの頃へ、気持までリフレッシュしてしまったのかもしれない。
往復1時間程の遊歩道を引き返してくると、ほんのりと空腹感。 いつもは朝が弱くて、無理やり食べていた朝食だったのに、今朝はしっかり「食べたい」と思う。 これからは、自分自身の事も見つめなおさなくては...
営業所の仲間がくれた、とびっきり素適な、朝食の"前菜”だ。