関越高速道路の、高崎ICで降りる。
冬のスキー&スノボシーズンには、この先で渋滞するので、ここからR17を使うのだが、夏の季節にここで降りるのは初めて。
高崎といえば、「白衣(びゃくい)観音」。通り道なので、ちょっと寄り道しよう。
山の高台に、高崎市街地を見下ろすように立っている観音様。
見下ろしていると思える観音様の容姿は、本当は瞳で見ているのではない。
あらゆる「音」を、明らかに「観」る。だから観音様。人々の心の声を聴いている。あの容姿は、高崎から関東いちえんの人々の声を、いつも「観」てきた。
群馬県内の巨匠が、1/100モデル(41.8cm)を造り、それを運んだのが、当時まだ住み込みで働いていた、田中角栄元首相。池袋から日本橋まで、自転車で運んだらしい。そういえば、彼も今話題の「一級建築士」。
人の心の声が「観」える、観音様。これまで、どんな人のどんな声を「観」てきたのだろう。 これからも静かに、じっと人々の声を「観」る観音様に、身の引き締まる思いがする。
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