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今年の夏も、始まったばかりだというのに、暑い、暑い...

休日の我家の暑さは、さらにひどい。
「ヒート・アイランド現象」ならぬ、
「ヒート・マイハウスな現状」だ。

「こんな時は、地底探索だ」と、家族で、家を飛び出した。
向うのは、地下発電所と鍾乳洞。

おまけに、陶芸工房にも立ち寄り、
心まで清くリフレッシュ。

練馬ICから、関越自動車道、上信越自動車道と乗り換えて、下仁田ICまでは80分。夏の暑い我家を離れ、家族4人で目指すのは、群馬県 上野村。
平成16年開通の「湯の沢トンネル」を通って、最初の目的地「TEPCO GEO E SiTE神流川」 までは、下仁田ICから30分。ここでは、現在稼動中の「揚水式」水力発電機を、見て聞いて実感できるバスツアーを実施している。 ここを選んだのも、実は子供達に、電気にまつわる「夏休み自由研究」を提案してしまったからだ。

「夏は電気が足りなくなるんだ」「でも、うちの電気ついてるじゃん」「何かで足らしてるんだ。見に行くか...」が、事の発端。
上野村といえば、痛ましい「日航ジャンボ123便・御巣鷹山」で、皮肉にも有名になってしまったところ。故人方のご冥福を祈りたい。
TEPCO GEO E SiTE神流川」 からは、神流川発電所に向けて、10時と13時30分の2便が出発する。

女性や年配の方でも大丈夫との事。安心して家族そろってバスに乗り込む。
配られたリーフレットを見ても、なんのことやら、さっぱり解からない。「???」のまま、発電所に到着。同行の説明員さんに従い、閉ざされたシャッターの奥へ。

「あっ、これ」。「これこれ」。「ねえ、これ」。「あれ見て、あれあれ」。
子供達の声が、コンクリートの洞窟にこだまする。それぞれ、指差す方向が違う。
ここまで来て、やっと、このリーフレットのトリックのたねあかしが解かる。
でも、ここでは、ネタは明かすまい。皆様、来て観てからのお楽しみということにしておこう。

およそ1時間の地底トンネルツアー。来たバスに再び乗り込み、出発地点に戻る途中、
車内で「しおじの湯」のアナウンスを聞く。「立ち寄り湯も、いいな」と、家内と目配せ。

ステーションに戻り、5分程走ると、「天空回廊・スカイブリッジ・まほーばの森→右」の、看板が出てくる。「まほーばの森」めがけて、急坂を登ると、5分程で到着。
レストラン・まほーば」で昼食。メニューには「猪豚コロッケ」・「猪豚ハンバーグ」など、ちょっと匂いのきつそうな名前が並ぶ。恐る恐る伺ったら、キッチンからオーナーシェフが笑顔で現れた。
「猪豚は、美容や健康に良くて低カロリーな地元の食材です。匂いなら大丈夫。きちんと消してみせますから、安心してお召し上がり下さい」
出されたハンバーグを、一口はこぶ。  「へぇっ」  猪どころか豚の臭みもほとんど無く、猪のさっぱりした食感と、豚のほのかに甘い香りが、ソースにからまって鼻空を抜ける。年配の諸兄にも、これならお勧めできる味だ。
後で伺ったら、シェフは、都内ホテルで50余年のキャリアだとか。
「是非、お召し上がり下さい」
食後のスイーツを勧められ、頂いたのが自慢の「クリームブリュレ」。味の足し引きが出来ず、ごまかしの効かないスイーツだ。
地場産の卵、神津牧場の生クリームや牛乳を使い、バニラは、バニラビーンズから厳選して使用。
ちょっと固めにカラメリゼされた表面のグラニュー糖を、その下のプディングが支え、豪快にバリバリ割って砕く。これが楽しい。プディングの、さらに下から出てくるのは、とろ~っと、絶妙に蒸焼された生地。
3つの食感がスプーンの上で調和する。どの素材もぶつかり合わず、まとめ役のグラニュー糖も、ほのかな甘味で演出する。

種明しは、オーナーシェフは現役時代スイーツの責任者でもあったらしい。

コテージのチェックインにはまだ早い。
「スカイブリッジ」を渡って対岸の、関東最大の鍾乳洞「不二洞」を探索しよう。

「スカイブリッジ」は渡り始めると、中央に進むにしたがって、次第にドキドキ感が高まる。見下ろすと、眼下90m下の渓谷に咲く草花。辺りを見渡した途端、私の膝はガクガク。
妻や子供達は、「キャッキャ」笑いながら渡ってしまう。
私は「オズオズ」と手摺につかまりながら。

眼下に広がる景色は、すばらしい。
だが、そんなことは言っていられない。早く渡らなくては...。歩みが、ちどり足になってしまう。
やっと渡りきって、右の案内板を見たら、
「手摺の上に乗らないでください」
「バンジージャンプは禁止です」  
うっそー、そんなツワモノいるのかよ...と、妻や子供達と目を見合わせた。

不二洞も、
入り口までの350mを登り、トンネルを登ったり、階段を登ったりと、
序盤やたらと登ることが多い鍾乳洞探検も、中盤からは下り。

頭上や足元に注意しながら進むと、そこらに潜むこうもりと遭遇。なかには腹ばいにでもならないと通れない場所もある。

それにしても、大きな洞窟だ。
洞内の気温は、一年中12℃前後。夏でもウインドブレーカーの一枚も欲しいところ。

雨が多い時期は、上から滴る水滴が足元を滑らせるのでご注意。

帰りのスカイブリッジは、多少余裕がでてくる。
目の前を流れる神流川と、それに沿うように走る国道。遠くを走る車はゴマつぶのようだ。

渓谷にそって吹き上げる風が気持ちいい...と思って、下を見下ろした途端、またもや私の膝はガクガク震えだす。
地下発電所や鍾乳洞など涼しい所を選んで、この旅のコースを決めたのだが、一番冷やされたのはスカイブリッジでの私の”肝”だった。

練馬から2時間弱で、これほど自然が満喫できるとは...と、しばし感動し立ち尽くす。
決して、膝が震えて歩けなかった訳ではない。

「まほーばの森」のコテージは、木目を活かしたログハウス風。高い三角天井と、その傾斜にあわせた三角窓が、避暑地に来た雰囲気を演出する。

私たちが泊まるのは、4人用コテージ。左右に造り付けの2段ベッドが二つ。
早速、子供達の「ベッド争奪戦」が勃発。
結局、私の上が娘、妻の上が息子で決着が付く。

キッチンやガスコンロ、ユニットバスやトイレは完備され、管理棟とのインターホンもあるので安心。
ヤカンやガラスコップはあるが、それ以外は持ち込みかレンタル。
バーベキューをしたかったので、炭で黒くなってもよい食器や鍋などは一応用意してきた。

出発前に買い込んだ、バーベキューの食材を火に掛ける。
隣りでは、鍋で炊いているご飯の吹きこぼれるいい匂い。間もなく、鍋の蓋との合わせ目から立ち上る白い煙とおこげの香り。ハンゴウでは無いので、ひっくり返して蒸らすことは出来ないから、鍋位置をずらして調節。
臆病な私は、いつもならご飯が炭になってしまうのではと、つい早めに火から外してしまい、柔らかな飯になってしまう。今日こそは、はやる気持ちをグッと我慢。

蓋を開ける瞬間は、内心ひやひや。どうだっとばかりに、一気に蓋をあける。湯気の中に見えるのは、炊けたご飯の表面に出来たカニの穴。しゃもじでかきほぐすと、底の方から上がってくる、茶色いおこげ。
しゃもじについたご飯をまず味見。自分では満点。さあ家族の判定は?

私の、ご飯の炊き加減の家族の評価は、この際、触れないことにしておく。

さて、バーベキューの後、妻や子供達は、まだ「レストラン・まほーば」が開いているのを確認し、連れ立って食後のデザートを食べに行っていた。よっぽど、お気に入りだったのだろう。

そのあとは、家族そろって「しおじの湯」へ。車で10分程。さらっとしたお湯に、旅の疲れを洗い流しに出発。

今夜泊まるコテージにも、ユニットバスが完備されているのだが、「ここまで来て、水道水の給湯シャワーっていうのも、なんだろう。やはり天然温泉じゃなくちゃ」ということで、家族全員賛成で即決。

村営施設ということもあってか、12歳以上が500円、12歳未満でも300円。これは家計にもうれしい。

男女別の浴室から、露天風呂に出てみると、神流川を挟んだ対岸の景色は最高。夕暮れの中、遠く対岸を走る車のヘッドライトも幻想的。
聞けば、秋になれば、対岸の紅葉も最高のロケーションとか。

平成18年3月にオープンしたばかりで施設も新しい。近隣の源泉を数箇所引き集め、ブレンドした泉質も疲労回復の効能。

男女それぞれ屋内風呂、露天風呂が1槽づつだが、目と耳と鼻で味わう自然と季節感を、心行くまで堪能して欲しい。

翌朝は、本物の「カッコー」「カッコー」の声で、目を覚ます。

昨夜炊いたご飯の残りを、焼おにぎりにしようと、コテージのレンジで挑戦。
レンジ口は一つなので、順番に調理。頃合をみて、レタスとツナのサラダ。
ウインナーとハムと卵で、たまにはいいところを見せようとオヤジが腕を振るう。
足りない所は、フレンチトースト。
隣りのシェフが調理すれば別だろうが、私の場合、「とき卵と牛乳に浸した食パンを、フライパンで焼いただけの、ねちょっとした焼目付きパン」になってしまう。(いつも、張り切りすぎて、ごめんな)

チェックアウトを済ませ、R299を下って向うのは、藤岡。

今日、むかう「工芸体験村 土と火の里」は、R462で鬼石まで戻り、県道175でUターンするドライブコース。数十分で到着。

子供達は染色体験に挑む。影絵のような図柄からデザインを選んで、生地となるTシャツやトートバッグに染めこんでいく。

どうやら、鹿の夏の毛で作ったブラシに付けた顔料を、巧く落として、摺込んでいくかがコツらしい。しばし、それぞれイメージをわかせながらの、無言の作業が続く。匠も、気を利かせて、自分の作業に戻ってしまう。

年末に行われるオリジナル年賀状の作成教室や、藍染め教室など、
季節限定の工芸教室も、好評だとか。

妻は焼き物にチャレンジ。匠も、ポイントごとに手伝ってくれる。

さすが匠。気さくな冗談で体験者を和ませながらフォローに周って、土に触った瞬間に、話し掛けられないほど緊迫した気合。

妻は、寿司屋さんの、魚篇(さかなヘン)の書いてあるような湯のみを作りたいらしい。上薬を塗られ、焼かれて手元に届くのは、1ヵ月後。

「作品を見れば判るんだ。あんたは真面目な性格だ。でもその後に”のろま”が付いてくる。いつも後手後手に回ってしまう。そうだろう。だんなもそうやって見つけたんじゃないの?」
最後は陶芸占いまで始めてしまう、匠であった。

「TEPCO GEO E SiTE 神流川発電所見学ツアーステーション」から神流川GEO E SiTEまで、専用バスでご案内いたします。本物の空間だけが持ち得るパワーを充分に満喫してください。
神流川GEO E SiTE見学ツアーはご予約が必要です。

DATA
TEPCO GEO E SiTE 神流川発電所見学ツアーステーション
【住所】〒370-1617 群馬県多野郡上野村大字楢原316-1
【TEL】 0274-59-3501
【定休】毎週火曜日ほか
【URL】http://www.tepco-pr.co.jp

「定年退職を期に、ここ(群馬県上野村)に移り住んだ。地場物で良い食材が豊富。都内では味わえない四季折々の風景、風の音、その匂いの中で、私の料理やスイーツを、味わって頂きたい」とおっしゃるオーナー。その味に、移ってくるリピータも多いとか。
山村で、極上スイーツは、いかが?

DATA
まほーばの森
【住所】〒370-1613 群馬県多野郡上野村大字勝山1169
【TEL】 0274-40-6012
【営業】 10:00〜17:00
【URL】 http://www.atchfactory.com/kousha/
いくつかの源泉をブレンドした、公共の立ち寄り湯。
浴室はシンプルだが、露天風呂からの景色は、夕暮れ時も良い。目の前を流れる神流川源流のせせらぎも、ヒーリング効果。
湯上りはサラサラした肌触りで、効能は疲労回復や筋肉痛など。

DATA
しおじの湯
【住所】〒370-1617 群馬県多野郡上野村楢原3487-2
【TEL】 0274-59-3955
【定休】第二・四毎週火曜日ほか
【URL】http://www.uenomura.ne.jp/web/uenotimes/2006vol06/sioji01.html

体験しなければ、その醍醐味は味わえない。
御荷鉾山の美しい自然の中で、
専門家のていねいな指導のもと、工芸体験が楽しめる。
一日のんびりと、家族でも楽しめる

DATA
土と火の里
【住所】〒375-0047 群馬県藤岡市上日野2240
【TEL】 0274-28-0385 【営業】 09:00〜17:00(要問合)
【URL】 http://www.city.fujioka.gunma.jp/kanko/tutihi/
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