最近、子供達の間では、ムシキングだの、恐竜キングだの、ダイノキングだの、ラブ&ベリーだの... と、カードゲームが盛んなようだ。 とは言っても、正直、休日の疲れきった父は、付き合ってゲームセンターまでは、ついてはいけない。 だったら、と思い立ったのが、実物大の恐竜の博物館。 最近、子供達と一緒に、自転車にすら、乗る機会の少ない父は、家族サービス不足も悩みの種。 というわけで、今回は子供達の自転車を電車に持ち込んで、上信電鉄で行く、群馬県立自然史博物館とその近郊を、ちょびっとナビゲート。 ただし、帰る頃には、日頃運動不足の父はふらふら。あまり無茶をしないように。
子供達と群馬県立自然史博物館(富岡市)に行こうと思い立ってから、ここ数日、空いた時間をみては調べていたら、上信電鉄の「高崎ー下仁田」は、6ヶ所の下車駅で、自転車の無料レンタルが出来るらしい。でも案の定、大人用(つまりママチャリ)しかない。 半分あきらめかけながら上信電鉄のHPを覗くと、サイクルトレインといって、なんと電車に自転車を、そのまま積めるらしい。
そして、今日がその予定していた日。朝から天気は快晴。眠い目を擦りながらチビチャリ3台を車に積み、高崎駅へ。
予め予約していたので、改札を出たら身分証を見せる。 出てきたのが、「ママちゃり1号(母用)」と「ママちゃり2号(父用)」。
想像していたママチャリのイメージは吹き飛んだ。こんな良いチャリ借りられるの?家の自転車より新しいし、綺麗で、整備が出来てるよ!! 普段は、自動車ばかりで、自転車なんて乗らないのに、 こんな時ばかり、なぜか、はしゃいでしまう父だった。
甘い、と言うより、素朴で素直な直球勝負の味、とでもいったほうがいいのか。酒飲みで、甘党では無い筆者ですら、摘み始めると止まらなくなる。いつも最後に袋に残った砂糖までペロリ。
上州富岡駅からは、自転車で西へ5分程の、南側。 家族で、しかも自転車で買いに来たのは初めてだな... と、思いつつ、今日も買い込む。でも今日は土産じゃなく、おやつ用。
自動車ばかり乗りなれていると、案外気付かないものだが、国道バイパスは歩道にガードレールが整備されていて、小学生同伴でも不安は無い。 博物館への最後の坂道は、心臓破りの坂。親は歩いて押して、子供達は、走って押して上った。
博物館は実に楽しい。ここでも、子供達以上にはしゃぐ父だった。写真撮影が許可されているので、たまらずデジカメでパシャパシャ。
6歳の長男は、床が透明で下の階が見えるアクリルのフロアが歩けず、ビビッて立ちすくんでいた。
博物館で立ちすくんでいた長男は、名誉挽回と言わんばかりに、遊具にしがみつく。 ここで伝家の宝刀、小嶋屋の甘納豆の登場。美味い。また小嶋屋の株が上がった。 また買ってきて... の声に、土産で買うのも待たなきゃ駄目だし大変なんだよ、って聞かずに遊具に行ってしまう子供達。
いい加減、子供達が遊具に飽きたところ(無理やり)で、坂を下って貫前神社へ。
国道バイパスから入ると、歩道の整備個所が少なく、小学生3人を連れての自転車移動は、慣れるまでは心配。
またもや、参道への急坂を、自転車を押しながら親は歩いて上る。子供達は、走って押しながら上る。
例年なら、4月10日前後が桜の見頃。今年は遅くなる見込みらしい。 伺ったときは、まだ遅咲きの梅が舞っていた。
物部氏の氏神の「経津主神(ふつぬしのかみ)」と、 養蚕機織りと水源の神の「姫大神(ひめおおかみ)」が祭られているとのこと。 今度、世界遺産に指定されようとしている「富岡製糸工場」も、両神のご加護のおかげと、改めて、ご挨拶。
鬱蒼と茂る、杉木立に囲まれた境内の本殿をすぎると、すぐ下を走る国道バイパスの車の騒音は、まったくと言っていいほど、聞こえてこない。